生まれて初めてこの世の厳しい現実を知った話

おはようございます、Eternal OperettaのYUです。

僕は2013年から地獄をさまよってきました。

でも、実はその前にも地獄を歩いていた経験があります。

それは、高校時代、吹奏楽部で頑張っていたころの話です。

何日か前に、中学の時にハマったゲームの影響で、音楽が大好きになった話をしましたが、

本格的に音楽を始めたのが、高校の吹奏楽部です。

でもここで、地球というこの世界の厳しい現実を初めて、目の当たりにしました。

人生が上手くいかないのって、こんなに辛いんだって感じました。

そんな当時の辛い経験のことを、昔話になりますがお話していきますね。

 

高校に入学すると、早速吹奏楽部に入部しました。

ここで入部するとき、どんな楽器をやりたいかをアンケートに書きました。

が、正直この時は、音楽はやりたいけど何の楽器をやりたいかは決まっていませんでした。

というより、何の楽器を選べばいいか全く分かりませんでしたね。

というわけで、僕は第四希望まで適当に楽器を書きました。

すると、パーカッション(打楽器)担当になりました。

打楽器って、他のトランペットやフルートとかと違って、

大太鼓やシンバルなど、一つの楽器を一人で担当するけど大丈夫かなぁ?

まぁ、大丈夫か!

くらいに思っていました。

そして、1年の時はそこまで不自由なく、部活をこなしていました。

当時の3年生が熱心に教えてくれたからです。

部活での大イベントの演奏会も、無事に終わりました。

が、2年生になってからがすごく大変だったんです。

2年生になると、より難易度の高い楽器をやらなければなりませんでした。

1年生の時は、手数の少ないシンバルやマラカス、タンバリンなどで良かったのですが、

太鼓やティンパニーなど、難しい楽器をやるようになりました。

すると、途端に大変なことになりました。

まず、合奏では曲に合わせられずズレズレになってしまいました。

同じ学年の部員や、後輩は普通にこなしているのに、僕だけがミスを連発してしまうんです。

そして打楽器は、ミスをすれば大きく目立つ楽器で、

すぐに合奏の先生に怒られて、部員全員の前で公開処刑されます。

必死に練習しても、

結局合奏の時になると、ずれてしまうんです。

しかも、同じパーカッションパートの他の部員は、

練習をかなりサボってました。

部活の時間になると練習場所に来ますが、

みんな座り込んでしゃべったりケータイをいじるばかりで、

ほとんど練習せずに毎日帰っていました。

僕はどんなに頑張って練習しても、

いざ合奏の時になると、

みんなの前で公開処刑されていました。

毎回、何度も何度も。

僕はこんなに怒られて、

しかも部員全員の前で見世物にされるなんて、

生まれて初めての経験でした。

本当に苦しくて、生きている気がしませんでした。

本当は部活を辞める手もあったはずですが、

僕は本当に追い詰められていて、

そんな選択肢を考える余裕すらありませんでした。

それでも、その合奏の先生による公開処刑は容赦ないです。

(もっとも、当時下手くそだった僕が悪いのですが)

そんなことは、3年生の引退の2か月前まで続きました。

3年生になると、ドラムやスネア(小太鼓)など、

もっと手数の多い、難しい楽器をやることになりました。

でも、相変わらず合奏ではズレズレになってしまう状況は変わらないです。

大イベントの演奏会も近づいてきて、いよいよどうするんだという時、

強力な助っ人が現れました。

それが、パーカッションの講師の先生です。

その先生に練習方法を教わり、合奏中もレッスンをしてもらうことになりました。

その先生が手本を見せてくれたり、

有効な練習方法をもとに、指導していただきました。

すると、まるで魔法を使ったかのようなことが起こって、

ものの数週間で、あっという間にずれなくなったんです。

そしてみんなの前で公開処刑されることもなくなって、

完璧にこなせるようになりました。

そうなってみると、

僕以外の他の楽器をやっている人も上手いというわけではないことに気づきました。

そして演奏会は無事に終わり、

苦しいことはたくさんありましたが、一つの地獄を抜けました。

高校の吹奏楽部は、終わりよければ全てよしですね!

 

ちなみにですが、僕がこうやって過去の苦しかった経験を話すのは、

「こんなに辛かったんだ、理解してくれ」

っていうわけでは決してなく、

「今この瞬間、苦しい現実に直面している人が少しでも前を向けるように」

って気持ちを込めています。

これは本当に辛い人生経験をしたり、大きな挫折を経験した人でなければ分からないことですが、

完膚なきまでに叩きのめされるような目の前の厳しい現実に直面しているとき、

他の人が頑張っているのを見ると、前向きになれます。

当時の僕は、他の人が必死に現実と戦っているのを見ると、とても勇気をもらいましたし、

それは現実に存在する人でも、アニメのようにノンフィクションでも同じです。

だから、僕の過去の経験談が誰かの役に立てばいいなと思って、

こうしてこの配信の中でベラベラしゃべっています。

中には批判する人もいると思いますが、それはそれでいいと思ってます。

というわけで、今日も画面の向こうから、応援していますね。

今日も1日、頑張って行きましょう!