大学の実験レポートの合理的な攻略方法(特に考察)

大学の実験レポートの攻略方法

んにちは、物語音楽ユニットのEternal Operettaです。

今回のテーマは、

「大学の実験レポートの合理的な攻略方法(特に考察)」

についてです。

僕は、今でこそ音楽活動をしていますが、もともとはバリバリ理系の人間でした。

大学で理系の学部に入ると、ほぼ確実に実験があり、毎週実験のたびにレポートを書きます。

ですが実際問題、大学に入ったばかりの学生にとっては、実験レポートは本当に難しいです(特に考察)。

なのでここでは、実験レポートの書き方と攻略方法について、お話していきますね。

 

大学の実験レポートの書き方

大学の実験レポートの構成は、多くの場合指定されていて、実験用の教科書や、最初のガイダンス資料に書いてあるはずです。

普通は、表紙、実験の目的、実験の理論、実験方法、実験結果、考察、参考文献の項目でしょう。

必ず指定された書き方で書いていきます。

それでは、それぞれの項目の書き方です。

 

1.実験の目的

この部分は、実験の教科書に書いてあることを、自分の言葉で要約して書くだけです。

あまり長くならない部分ですし、そんなに見られない場所でもあります。

 

2.実験の理論

この部分も、教科書に書いてある内容を自分の言葉で要約して書きます。

 

3.実験方法

この部分も、教科書の実験方法の部分の内容を書いていくのですが、気をつける部分が3点あります。

それは、

・過去形で書く

・実際にやった内容を書く

・指定された方法で書く

ということです。

まず、実験はレポートを書くときには過去にやったことなので、

「硫酸5 mLを加えた」など、必ず過去形で書きます。

それから、実験の手違いなどで、例えば教科書で指定された量より少なくなった場合などは、

実際に使用した量を書きます。

また、実験方法は箇条書きで書く場合もあれば、文章で書く場合もあります。

箇条書きの場合は、①、②、・・・と書いていきます。

文章の場合は、

まず、・・・・

次に、・・・・

その後、・・・

などと、接続詞を使って読みやすく書いていきましょう。

教科書の内容をそのまま書くのではなく、省略して書きます。

 

4.実験結果

続いて、実験結果の部分を書きます。

書くのは、計算式、具体的な結果、表、グラフ、図などです。

計算が必要な場合は必ず計算式も書きますが、その計算式の中にも単位を入れます。

こんな感じです。

そしてもちろん、数値的な結果には単位をつけます。

・目的の生成物は10 g得られた

・理論値の79%の結果となった

といった感じです。

また、数字と単位の間には、半角スペースを空けるのがルールです。

表に関しても単位をつけ、表のタイトルは表の上に書きます。

そして、必ず「表1、表2、・・・」のように番号をつけます。

これが一例ですね。

図の場合も、縦軸、横軸に名前や単位をつけ(単位がない場合は、[-]とします)、図のタイトルは図の下です。

例えばこんな感じにします。

 

5.考察

さて、一番難しいのがこの考察です。

最初は何を書いたらいいか分からないものです。

でも、考察で書くのは、実験結果から考えられることです。

・なぜそのような結果になったのか

・どうやったらもっと良い結果になるか

ということを書いていきます。

例えば、僕は化学系だったのですが、高分子の合成実験などで、理論上得られる生成物が、100gのところ180gだったりしたんですね。

この場合は、「取り切れなかった水分が大量に含まれていると考えられる」などと、書いていました。

語尾としては、「~と思われる」「~だと考えられる」といった書き方が良いですね。

他にも、「実験の中で○○のようなやり方をしていたが、△△のやり方をすれば、より精度が上がると考えられる」

といったような内容も有効です。

また、考察で何を書いたらいいか分からない場合、ヒントとして、図書館に資料があります。

化学実験系、物理実験系、生物実験系など、実験系の参考書が置いてある可能性があり、

その中に実験の考察の考え方など、ヒントがあります。

 

6.参考文献

最後に、参考文献です。

おそらく書籍やウェブサイトから持ってくる場合がほとんどですが、

書籍の場合は、著書、本のタイトル、出版社、出版年、ページ数を記します。

ウェブサイトの場合は、サイトタイトル、参考にしたページのURL、分かれば記事の公開日時を書いておきます。

 

大学の実験レポートを攻略する最大の方法

実験レポートを攻略する最大の方法。

それは、同じ学科の先輩や友達から、過去レポをもらうことです。

そして、その過去レポを参考にして、実験レポートを作成します。

これを言うと、

「そんなことをしていいの?」

「いや、ズルはしちゃいけないでしょ」

って思う人もいるでしょう。

ですが、過去レポを参考にするだけならズルではありませんし、むしろ賢いやり方です。

というのも、世の中の技術もビジネスも、ほとんどのものは他人を参考にして考えられたものだからです。

4年生になると研究室に配属されますが、その研究内容だって、実験方法とか、これを試したら上手くいくんじゃないかっていうようなことは、

他の論文や参考書を参考にして考えられたものです。

なので、先人の知恵を借りるってことは、ものすごく合理的なんですよね。

そしてこの考え方は、社会に出たら必須です。

ただもちろん、丸パクリはダメです。

過去レポを丸パクリするのではなく、あくまで参考にするということです。

特に実験レポートを書き始めたばかりの頃は、何を書いたらいいのかさっぱり分からないので、

過去レポというのは非常に役に立ちます。

その中でも、実験結果の書き方、考察で何を書いているかは、参考になるでしょう。

 

まとめ

実験レポートを書くヒントを書いてきました。

実験レポートは、最初は書くのが本当に大変ですが、パターン化できてしまえば、

あとはほとんど作業するだけになります。

ただそれでも考察だけは頭を使いますが、過去レポを参考にしたり、

実験で同じ班の人と協力し合って頑張って行きましょう。

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というわけで、物語音楽ユニットのEternal Operettaのブログでした!

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