こんにちは、物語音楽ユニットのEternal Operettaです。
今回も記事を見ていただきありがとうございます。
今回のテーマは、
「理系の大学の研究室の選び方(失敗したらブラック企業より地獄です)」
についてです。
僕は今はアーティストとして活動しているのですが、もともとは理系の大学の出身でした。
幸いなことに僕自身は、大学、大学院と研究室選びは失敗しなかったです。
しかし、僕の兄も理系だったのですが、兄は研究室選びで大失敗してしまっていたんですね。
そしてそのとんでもない状況を家で間近で見ていたので、理系の大学の研究室選びの重要さはよく分かっています。
そこでこの記事では、僕の実際の研究室での経験と、研究室の選び方で失敗した人の話から、
大学の研究室の選び方をお話しています。
大学の研究室を選ぶ時に見る5項目
研究室を選ぶ時は、この5項目を考慮して決めます。
それは、
・教授
・研究室の雰囲気
・コアタイム
・研究内容
・その他
大きく分けると、このような感じになります。
順に見ていきますね。
1.教授
まず、一番大事なのが研究室の教授です。
ここを失敗したり妥協すると、とんでもないことになります。
例えば、「研究室の教授の噂はあまり良くないけど、この先生は授業では普通だったし、
研究テーマも興味あるから、ここにしよう。」
みたいな考えは、基本的に捨てたほうが良いです。
博士課程まで進むことを決めていて、教授が悪かったとしても研究テーマは絶対に外せないとかならまだしも、
学部や修士で就職するつもりなら、絶対に研究室の教授を妥協してはいけません。
というのも、理系の学部の教授は特に、変な教授が多いです。
パワハラがすごかったり、人格否定するようなことを学生に言ったり、気分で学生を振り回したり。
あと、感情的になってすぐにキレるような教授もいます。
それ以外にも、学生が就活するのを良く思わない教授もいます。
そういう教授は、就活で最終面接(社長との面接)の日程を変えて、ゼミに来いとか言ったりします。
研究室は言ってみれば閉鎖的な社会で、卒業研究の単位を認定するのも教授ですから、
教授に逆らうことは基本的にできません。
これが企業なら、仕事で結果を出せば嫌な先輩と立場が逆転することもありますが、
研究室では当然そうなりません。
なので、教授で失敗すると、ブラック企業よりも地獄です。
そして一つ、研究室を選ぶ時に覚えておいてほしいのが、授業で見る教授と研究室の教授は別だということです。
全員がそうというわけでもないのですが、授業中は良さそうな教授に見えても、研究室ではとんでもないパワハラ教授だったりします。
逆に、授業中は威圧感がすごかったのに、研究室では優しい教授もいます。
なので、教授がまともな人か変な人かを見分けるには、研究室に配属される前に先輩に話を聞くこと。
それから、学生たちの間で流れている噂をよく聞いた方がいいです。
他大学の大学院に進学する場合は、必ず事前に研究室を訪問して、その研究室の学生から話を聞くと良いですね。
あと、教授によっては企業のコネも持っていて、就活が有利な場合もあります。
2.研究室の雰囲気
教授の次に大事なのが、研究室の雰囲気です。
まだ研究テーマが出てこないのかって感じるかもしれませんが、研究室の雰囲気もすごく大事です。
僕は大学と大学院で違う大学だったので、2つの研究室を経験しています。
なのでよく分かるのですが、研究室によって雰囲気って全然違います。
研究室の雰囲気が良いと、
・先輩に研究室や就活などで困ったことを相談しやすい、
・研究室に行くのが苦じゃないどころか楽しい
・教授が嫌な人だったとしても結束して乗り越えやすい
など、様々なメリットがあります。
一方、研究室の雰囲気が悪いと、研究室に行くのが憂鬱になってしまいます。
性格の悪いメンバーが多かったり、変な人がいたりしたら、その研究室は要注意です。
不思議なんですけど、性格の悪い人がいるところって、性格の悪い人が集まってきやすいんですよね。
なので、雰囲気がイマイチって思うようなところは、あなたが入った年もイマイチです。
なので、博士課程に行くことを決めている人を除いて、研究室の雰囲気は2番目に重視したほうが良いです。
3.コアタイム
研究室の大変さを決める一つの要素に、コアタイムがあります。
コアタイムは、その研究室にいなければいけない時間のことです。
例えば、コアタイムが週6日、朝9時~夜8時などとなっていれば、忙しい研究室です。
逆に、コアタイムが週2日、朝10時~昼の3時とかなら、楽な研究室です。
コアタイムがない研究室もあったりして、これが大変さの全てではないのです。
しかし学部4年で就職する人は特に、コアタイムは就活のしやすさにも響いて来ますので、考慮したほうがいいです。
また、大学院に進学する人はコアタイムがゆるかったとしても、普通は毎日研究室に来ます。
ガッチリ研究に没頭したいという人はコアタイムが厳しくても大丈夫です。
ですが、厳しいのはちょっと・・・バイトや趣味を少しはしたいという人は、コアタイムがゆるいところを選ぶのが手ですね。
また、コアタイムが厳しいからといって就活できないわけではありません。
それから、研究室のゼミの頻度もこのコアタイムに関わってきますね。
4.研究内容
やっと出てきましたが、研究内容も考慮します。
大学院に進学する人は特に、その研究室でやっている研究内容が興味あるかどうかは大事です。
理系の研究室の場合、実験系かシミュレーション系に分かれます。
実験が好きな人は実験系に行くのがお勧めですし、実験が好きでなく、計算などが好きな人は、シミュレーション系の研究室に行くと良いです。
また、研究内容によって、人気の研究室と人気のない研究室に分かれますので、
人気の研究テーマの研究室に行きたいなら、成績が必要です。
それから、大学院に進学する予定の人は、学会発表に行った実績がどれくらいあるかなども見ておくと良いですね。
僕も学会発表の経験があり、たしかに学会発表の準備は大変ですが、
自分の研究を知ってもらえたり、他の人の研究が聞けたり、面白い経験ができます。
本当は、その研究室の研究の立ち位置なども見えてくれば良いのですが、これは配属前の3年生には難しいです。
なので、基本的に研究内容が興味あるかを考慮すれば良いですね。
5.その他
ここはあまり重要ではないのですが、一応大学の研究室の選び方の一つです。
まず、イベントの頻度です。
僕の大学の時に所属していた研究室では、誕生日会が1~2ヵ月に1回ありましたし、前期お疲れ会やお花見や忘年会、研究室旅行も2回ありました。
なので、わりとイベントがたくさんあり、そういうのが好きな人は良いですね。
あと、研究室にはその研究室特有の装置があって、使ってみたい装置があれば一つの考慮対象になります。
それから、ホームページの更新頻度を気にする人もいますが、どちらかというとそこまで重要ではないです。
単純にホームページ更新担当の学生がサボっている場合もあります。
まとめ
大学の研究室の選び方としては、まず教授、次に研究室の雰囲気、その次に研究内容やコアタイムです。
研究者を目指すならともかく、ほとんどの人は修士までで就職するので、研究内容より研究室生活を重視したほうが絶対に良いです。
また、もし研究室選びに失敗して研究室が辛いなら、
「本当に辛い!大学の研究室に行きたくない場合の5つの対処方法」
も見てみてくださいね。
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