こんにちは、物語音楽ユニットのEternal Operettaです。
今回も記事を見ていただきありがとうございます。
今回のお話は、
「自分を理解してくれないと思ったときに読みたい3つの言葉」
についてです。
相手が自分のことを理解してくれないのは、本当に辛いものですよね。
僕は昔甘えん坊だったので、嫌なことがあったりすると、周りの人に理解してもらいたかったのを覚えています。
部活で苦しかったことや、大学の勉強で挫折してしまったこと、大学院の研究が苦しかったことなど。
とにかく、人生の中で苦しいことはたくさんありました。
しかし現実は厳しく、周りはほとんど理解してくれなかったんです。
考えてみれば当たり前かもしれませんが、当時の僕は強くなかったので、周りに依存して、理解してくれるもんだと思っていました。
(この経験は、「この世には理解者がいないと感じた悲しい過去の経験談」でお話しています)
これを読んでいるあなたも、親が理解してくれない、恋人が理解してくれない、周りが理解してくれないなど、悩みを抱えているはずです。
理解してほしいけど、相手は理解してくれない。
でも、相手が理解してくれないのには原因があったんです。
僕も、相手が理解してくれないという経験の中で、いろんなことが見えてきて、自分を理解してくれない時の3つの言葉を、お話していきますね。
それでは、始めていきます。
目次
相手が自分を理解してくれない原因
ではまず、相手があなたのことを理解してくれない原因をお話していきます。
自分のことが伝わっていない
まずは、自分のことが伝わっていない場合です。
自分としては、
「きっとこちらのこういう状況を見れば、分かってくれるだろう」
「ここまで伝えれば、分かってくれるだろう」
などと思う場合があります。
ですが、実際には相手にそれが伝わっていない場合があります。
例えば、家庭の夫婦間のことで、奥さんが家事を手伝ってほしいと考えているとします。
「忙しそうにしている私を見れば、それを理解してくれて、家事をいくらかやってくれるだろう」
などと考えます。
ところが旦那さんからしたら、「なんか嫁が忙しそうにしてるな、でも上手いこと家事をこなしているな」などと考えている場合があります。
このように、現実的には相手に伝わっていない場合があります。
これはなぜかというと、奥さんとしては自分のこの様子を見たり、言ったりすれば、さすがに旦那は分かるだろうと、自分の価値観で旦那さんを見ているからです。
ところが、旦那さんからしたら、「相手は助けを求めていないだろう」という、自分の価値観で奥さんを見ているのです。
価値観が違えば、自分が伝わっていると思っても、伝わっていないことが多いです。
そしてこれは、お互いそうなので、理解してもらうには、自分から歩み寄ることが必要になりますね。
自分が経験したことでないと理解できない
続いて、相手があなたのことを理解してくれない原因の二つ目は、自分が経験したことでないと理解できないからなんです。
人は、自分が実際に経験した痛みでないと、理解できません。
例えば、配偶者に先に逝かれた人の気持ちは、その経験が無いと分かりません。
いじめを受けた人の気持ちは、自分が実際にいじめを受けたことがないと分かりません。
痴漢をされた人の気持ちは、実際に痴漢をされたことがないと分かりません。
もちろん、あなたにも相手に理解してほしいことがあるはずです。
でも、その気持ちを理解してもらうには、相手が過去に同じような経験をしていることが重要なんです。
例えば、あなたが恋人に「もっとリードして欲しい」って言ったとします。
しかし、恋人からしたら、過去に「相手にリードして欲しいけどリードしてくれなかった」という経験がないと、その気持ちは分かりません。
ですが、そもそも「リードして欲しい」というような感情になる経験すらない場合が多いので、理解してくれないんです。
人は普通、表面的に見えることしか見ようとしない
あともう一つの原因は、人は普通、表面的に見えることしか見ようとしないということですね。
どういうことかというと、例えば仕事で、あなたがとあるプロジェクトに取り組んでいて、失敗したとします。
そのプロジェクトは大きなプロジェクトで、会社に1000万円の損失を出してしまいました。
すると、上司はもうカンカンに怒り、「ふざけるな!」と怒鳴りました。
でも、あなたからしてみれば、そのプロジェクトに取り組んでいる時は、1日の睡眠時間3時間で、土日も出勤して取り組んでいました。
もちろんPDCAもしっかり回したり、周りの人に協力をあおいだり、調査のために自腹で本を買ったりと、努力しました。
でも今から振り返ってみると、そのプロジェクト自体、上手くいくわけなかったんです。
その事実を上司に話しても、「プロジェクトに失敗し、1000万円の損失を出した」というところだけしか見ようとせず、あなたの苦労なんて知りもしません。
これは会社の例えを出しましたが、どこの世界でもこれは一緒です。
例えば、学校の宿題を忘れまくっている生徒がいたら、先生はその事実だけを見て、叱ります。
でも裏側では、その子供は母親を亡くし、父親から暴力を受け、家事を全部やらされて、宿題をやる余裕なんてないんです。
恋愛では、彼女が暗かったら、そいつはダメな彼女だと考えます。
でも裏側では、バイトで強いセクハラを受けていたり、父親が多額の借金を抱えているんです。
でも、宿題を忘れる生徒、彼女は暗い奴、と人は表面的に見えることしか見ようとしません。
裏側にどんな苦労があるかなんて知ろうとしません。
中にはすごい優しい人がいて、裏側の事情を理解しようとしてくれる人もいますが、たいていの人は、表面的に見えることでしか判断しません。
自分も分かってほしいから
もう一つは、自分も分かってほしいことや、他人に興味がない場合もあります。
では、なぜ「わかってあげよう」という気持ちが欠けているのでしょう?
答えは二つ
一つは、自分もわかってほしいから。
わかってほしい人通しだと、どちらが先にわかってもらうかの競争が始まります。
いわゆる「ケンカ」になるわけです。
二つ目は、他人や自分に興味がない。
相手のことをわかってあげようと思ったとき、相手に興味を持たなければ、わかってあげることはできません。
ですので、人に興味がない人に、いくら「わかってほしい」とアピールしても、無駄なわけです。
「誰にもわかってもらえない」と感じる心理2(カウンセリングスタディースクール)より
ここにも記されているように、相手の人が、自分も分かってほしいと思っている場合もあります。
そうすると、「もっと自分を分かってほしい」合戦になって、お互い理解されなくなってしまいます。
さらに、そもそも他人に興味がない場合もあります。
そういう人は実際にいますよね。
相手に自分を理解してもらう方法
ここで、相手に自分を理解してもらう方法があります。
それは、まずは相手のことを理解するということです。
もう一つは、自分のことを伝える努力をすることです。
順に見ていきましょう。
相手のことを理解する
自分のことを理解してくれない。
その場合、自分を理解してもらうには、まずは相手を理解しようとすることです。
あなたは自分のことを理解してくれないと感じているかもしれませんが、相手も自分のことを理解してもらいたいと考えています。
人によって、価値観は全然違います。
100人いたら100通りの価値観があります。
ゆえに、あなたの周りの人も、あなたとは違った価値観を持っていますね。
なので、自分を理解してほしければ、相手の価値観を理解することが第一歩になります。
例えば、夫婦でスーパーに買い物に行く場合。
夫は、1か所のスーパーでまとめて買った方が、時間が無駄にならなくていいと考えているとします。
それに対して妻は、複数のスーパーを回って、商品ごとにできるだけ安いスーパーで買った方が、お金が無駄にならないと考えているとします。
こうなると、夫と妻の間には、時間とお金、どちらが優先かの価値観の違いが生まれますよね。
この価値観の違いを理解することが、大切な人に自分を理解してもらう第一歩です。
相手がどう考えているか話を聞いて相手を理解すると、相手も心を開いてくれます。
また、人間関係には返報性の原理というものがあります。
ようは、お返しをしたくなる心理のことです。
これと同じで、自分のことを理解してくれる人がいたら、その人のことを理解しようとしてくれます。
あなたも経験があるかもしれませんが、自分の話を聞いてくれる人がいたら、その人を大切にしたいと思う心理です。
相手が理解してくれないからといって、すぐにあきらめる必要はありません。
まずは、相手を理解しようと心がけます。
これを繰り返していると、相手もあなたのために何かできないかな、と考え始めて、理解してくれるようになりますよ。
自分のことを伝える努力をする
もう一つは、自分のことを相手に伝える努力をします。
先ほどお話した通り、自分のことって意外と伝わっていなかったりします。
自分では伝わっているだろうって思っていても、実は相手はほとんど気にしていなかったり。
なので、自分のことを伝える努力もします。
「言わなくても分かるでしょう」って思うようなことでも、言わなければダメな場合も多いです。
ただし、「分かって!」「分かって!」と押しつけのように言っても、相手は理解してくれないですね(経験済み)。
この人は重たい人だなって思われてしまいます。
そこで、お互いが前を向けるような気持ちを込めると良いです。
例えば、仕事をサポートしてほしいけど理解してくれない状況なら、
「自分としてはできるだけサポートしてほしい。無理な時はいいけど、そのほうが職場全体の利益にもなるし、私もあなたが困っている時サポートするから」
などと言えば、相手としたら、
「ああ、気づかなかったけどこの人はサポートしてほしかったんだな。」
って考えます。
さらに、その人だけでなく、自分や周りのメリットも考えているんだなってなると、受け入れやすいですよね。
ここで、先ほどの「相手を理解すれば、自分を理解してくれる」というのも絡んできます。
ストレートに「分かって!」攻撃をしたら理解されなくても、前を向けるような伝え方をすると良いです。
相手は理解してくれない時に読んでおきたい言葉
ここで、相手はあなたのことを理解してくれないけど、その中で前を向ける言葉をお話します。
それは、
・すべてを理解してくれなくても、いろんな形で、あなたを助けてくれる
・依存しすぎず、自立しすぎず、適度な距離感が一番いい
順にお話していきますね。
すべてを理解してくれなくても、いろんな形で、あなたを助けてくれる
まず一つ、相手はあなたとは違う人間で、性格も違えば、それまでの人生経験も違うので、あなたの全てを理解してもらうのは難しいです。
親兄弟でさえあなたとは違うので、恋人、友達、学校の人、職場の人は、もっと違う人間です。
違う人間であるから、あなたのことをなかなか理解してくれないのは一理あります。
でも、いろんな形であなたのことを助けようとしてくれます。
体調が悪くて学校や仕事を休んだ時は心配してくれますし、頑張りすぎて疲れてる時も心配してくれる人もいます。
学校では勉強を教えてくれる友達がいるかもしれませんし、恋人は不器用ながらも悩みを聞いてくれるかもしれません。
このように、いろんな形であなたを助けようとしてくれる人はたくさんいるんですよ。
全てを理解してもらうのは難しくても、このような小さな幸せに目を向けてみてくださいね。
依存しすぎず、自立しすぎず、適度な距離感が一番いい
もう一つお伝えしたいのは、依存しすぎず、自立しすぎず、適度な距離感が一番いいということですね。
相手に理解を求めすぎないってことですね。
もちろん、相手に依存したほうがいいことはたくさんあります。
例えば、仕事では自分が得意な分野は自分でやって、苦手なところは人に任せてしまうのが一番いいです。
家庭では、育児は苦手だから相手に任せるけど、料理は得意だからご飯は自分が作って、仕事も普通にやる、というように。
それと同じで、相手に悩みを理解してもらうという点でも、適度に依存したほうが生きやすいです。
自立しすぎると、このストレス社会ではパンクしてしまいがちです。
なので、相手にある程度、依存してもいいんです。
ですが、依存しすぎると、相手が理解してくれなくなった瞬間に詰みますよね。
そこで、適度に依存して、適度に自立すればいいんです。
そうすれば、相手が完全に理解してくれないとしても、うまくやっていけるはずですよ。
まとめ
自分のことを理解してくれない原因と、それでも前を向いて生きるためのメッセージをお話してきました。
大事なのは、原因を分かったうえで、それでも前を向いて生きることです。
そうすれば、無理に理解してもらおうと考えなくなり、楽になるはずですよ。
ちなみに、理解されなくてどうしても毎日が辛いなら、
「人生に疲れたあなたへ~もう一度前を向くために贈りたい言葉」も読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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というわけで、物語音楽ユニットのEternal Operettaのブログでした!
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